千曲市に競輪車券売り場計画浮上 パチンコ店跡地 – 信濃毎日新聞



 千曲市八幡のパチンコ店だった空き店舗を利用し、競輪の場外車券売り場を設置する計画が浮上していることが26日、分かった。計画主体の事業者などが地元同意を得る説明会を開き、同意した地区がある一方、住民には地域の環境が変わる恐れがある―と不安視する声もある。

 計画しているのはエスコート・ジャパン(横浜市)と一般財団法人公営競技研究所(東京都八王子市)。計画地は千曲川西側の県道沿いで、近隣には住宅や畑がある。

 エスコート・ジャパンによると、敷地には2階建てで延べ約1300平方メートルの元パチンコ店の建物と、約450台分の駐車場がある。東京都調布市など11市でつくる競輪事業組合が運営する競輪場「京王閣」(調布市)の車券売り場を設ける考えという。県内には場外車券売り場がなく、需要があるとみている。

 設置許可を担当する経済産業省関東経済産業局は、一般的に設置場所からおおむね半径1キロ圏内の自治会などの同意を得るよう事業者に求めていると説明。今計画では、公営競技研究所の吉田朗代表理事らが、2月ごろから地元で説明している。エスコート・ジャパンなどによると、半径1キロにかかる8区で説明会を順次開き、区長に同意書の提出を要請。半数以上から提出を受けたとしている。

 事業者側は、各区に年30万円の協力金の支払いを提案している。同意したある区長は「人口が減り、区の運営に役立つ」と話した。地域には、空き店舗を活用したいという希望がある一方、公営ギャンブルの進出に「地域の環境が大きく変わる」などと慎重論もくすぶっている。

 岡田昭雄市長は26日、計画概要は聞いているとしたが、「事業者から具体的な話はない」とし、「地域の受け止め」を判断材料にするとした。千曲市内ではかつて、場外馬券売り場や場外舟券売り場の設置計画が住民の反対で立ち消えになっている。

(5月27日)



Related Post